⽯⽥美菜⼦写真作品展 「海を庭にしてしまった家」昭和初期の洋⾵建築〜旧⽵⽥宮別邸

2024年10⽉1⽇(火)〜10月14⽇(月)ニコンプラザ東京 THE GALLERY
2024年10⽉24⽇(木)〜11⽉6⽇(水)ニコンプラザ⼤阪 THE GALLERY

ニコンプラザ東京 THE GALLERYとコンプラザ⼤阪 THE GALLERYにて、⽯⽥美菜⼦写真作品展「海を庭にしてしまった家」昭和初期の洋⾵建築〜旧⽵⽥宮別邸 が開催される。会期は、それぞれ、ニコンプラザ東京 THE GALLERYが2024年10⽉1⽇(火)〜10月14⽇(月)、ニコンプラザ⼤阪 THE GALLERYが2024年10⽉24⽇(木)〜11⽉6⽇(水)。本展は、豊かな海と⾃然に囲まれた佐島の地に建つこの旧⽵⽥宮別邸の美しさと四季にプラスして、もう⼀つの⾒所・北原コレクションと邸宅のコラボレーションを紹介。同時に、来年迎える昭和100年を前に、この貴重な昭和初期建築の謎も解き明かしていく。

[写真撮影をするに至った経緯]
コロナ禍、世の中が⽌まってしまったかのように⾒えていた時、私は⾳声SNS・クラブハウスで北原さんと出会いました。「開運!なんでも鑑定団」鑑定⼠としてテレビでご活躍の北原さんは、実はブリキのおもちゃだけでなく「⾔葉コレクター」「現代美術コレクター」「ビジネスマンのメンター」などなど多彩な活躍をしておられることを知りました。
そのお話にたびたび登場したのが、北原さんの所有する最⼤のコレクション・旧⽵⽥宮別邸のこと。1981年雑誌「ポパイ」で「海を庭にしてしまった家」と紹介されたこの邸宅を、⼀⽬⾒たときから⼼奪われてしまった北原さん。16 年後に⼿に⼊れるまでの奇跡のストーリーに、私までワクワクが⽌まらず、やがて「稀代の蒐集家・北原照久を魅了した家」を撮ってみたい!と思うようになりました。

[旧⽵⽥宮別邸について]
旧⽵⽥宮別邸は、横須賀市佐島の突端に、まるで相模湾へ漕ぎ出すように建てられた。明治天皇の第六皇⼥昌⼦様が輿⼊れされ新たに皇族となった⽵⽥宮家の、知る⼈ぞ知る別邸だった。
建物は昭和10年(1935)竣⼯、アールデコやモダニズムといった、⻄洋建築の流⾏をクロスオーバーして取り⼊れる、昭和初期建築の典型的な特徴をとらえた超モダンな設計だ。しかも現在の建築法では許されない、海からそのまま船で邸宅内に⼊れる停泊場を兼ね備えた、⽇本で唯⼀の現存するボートハウス…しかし設計者の名前は残されていない。
戦後、この邸宅をオーダーした⽵⽥宮恒徳王は皇籍離脱、邸宅も⼿放すことになった。何⼈にかの⼿に渡った後1997年からブリキのおもちゃ博物館館⻑ 北原照久氏のゲストハウスになっている。

<写真展概要>

⽯⽥美菜⼦写真作品展
「海を庭にしてしまった家」昭和初期の洋⾵建築〜旧⽵⽥宮別邸

会場:ニコンプラザ東京 THE GALLERY
会期:2024年10⽉1⽇(火)〜10月14⽇(月)
時間;10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館日:日曜日
住所:〒163-1528 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー28階

会場:ニコンプラザ⼤阪 THE GALLERY
会期:2024年10⽉24⽇(木)〜11⽉6⽇(水)
時間;10:30~18:30(最終日は15:00まで)
休館日:日曜日
住所:〒541-0059 大阪府大阪市中央区博労町3-5-1 御堂筋グランタワー17階

関連サイト:https://www.nikon-image.com/activity/exhibition/thegallery/events/2024/20241001_tgt.html

<写真集情報>

「海を庭にしてしまった家」美しい昭和初期の洋⾵建築〜旧⽵⽥宮別邸

写真・⽂:⽯⽥美菜⼦
価格:2,200円(税込)
ISBN:9784863136267
出版社:⽇経ナショナル ジオグラフィック社
サイズ:ソフトカバーA4変形
ページ数:128ページ
内容:
・佐島邸のなぞ(佐島邸が建てられた経緯・宮家事情、建築様式など)
・現在の持ち主・北原照久⽒について
・佐島邸の置かれた状況(維持管理の難しさ) 他

<プロフィール>

石田 美菜子(イシダ ミナコ)
東京都出身、日大芸術学部写真学科卒。故・三木淳、塚原琢哉両氏に師事。広告スタジオアシスタントを経てフリー、現在に至る。
2022年個展「いつかだれかと歩いたみち」六本木ストライプハウスギャラリー
2023年個展「祈りのかたち」六本木ストライプハウスギャラリー
公益社団法人日本広告写真家協会正会員/財務省関税等不服審査会委員/ニコンカレッジ講師
https://lit.link/milphoto

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