展覧会「SURVIVE -EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」

2021年2月3日~3月19日(後半。前半はすでに終了) ギンザ・グラフィック・ギャラリー

今冬、ギンザ・グラフィック・ギャラリーが“石岡瑛子劇場”と化す

なぜ、これほどまでに石岡瑛子のグラフィックデザインは見る者の心を揺さぶるのか。その理由のヒントとなる展覧会が銀座gggで開催中だ。

本展はデビューから、1980年代NYへ渡るまでの1960~70年代に制作されたグラフィックデザインの仕事にフォーカスしている。

展示は前期・後期と内容をわけて展開。1月23日までは資生堂やパルコなどでの「広告・キャンペーン」に焦点を当て、後期はこれまで展示の機会が少なかった映画や演劇のポスターなど「グラフィック・アート」を厳選して紹介する。会場では、ポスターやブックデザインの制作物、自筆イラストの他、映像やパネルで本人の声や言葉も“展示”されるという。

今回、アートディレクター石岡怜子氏とともに、展示監修を担当した河尻亨一氏はこう語る。

「今回のギンザ・グラフィック・ギャラリーはまさに“石岡瑛子劇場”です。展示物からは、瑛子さんの強さと柔らかさ、情熱と知性の両サイドが、まるで3Dホログラムのように浮かび上がります。瑛子さんのパワーを全身に浴びていただきたい。鑑賞するのではなく、裸のココロで対峙して下さい」。
先が見えない状況が続き、世界的にあらゆる面で停滞した空気が流れる今だからこそ、石岡瑛子のクリエイティビティの本質に触れておきたい。

「SURVIVE -EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」

会期:2021年2月3日(水)〜3月19日(金)
時間:11時〜19時(日曜・祝日休館)
場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
住所:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F/B1
入場料:無料
Tel:03-3571-5206

「鶯は誰にも媚びずホーホケキョ」PARCOポスター(1976)
「伝統と現代技術」展覧会ポスター(1984)

コマーシャル・フォト2021年1月号

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