アニメーターズ・スケッチ バトルキャラクター編
第5回

すばやく「ハンドガン」を構える動作2種

イラストや漫画で人間のキャラクターを表現する際には、人体がどのように動くのか、動かせるのか、その構造を理解することが重要です。不自然さのない、説得力のある動きの描写を練習するにあたっては、写真や映像を見たり、ポーズ集や3Dモデルソフトを活用するなど様々な方法が模索されています。

羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 バトルキャラクター編」は、「戦う人物」をメインテーマとしたポーズ集です。素手での格闘を中心に、剣や銃、弓、槍、ヌンチャク、盾などバリエーション豊かなキャラクターのポーズを約400点収録。著者は1984年からアニメーターとして活躍している羽山淳一さん。

本記事では、Chapter1「基本の連続動作」より、「ハンドガン」を扱う人の動作について紹介します。

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羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ バトルキャラクター編

「ハンドガン」立って構える動作:基本の男性タイプ

立った状態で、ハンドガンを構える一連の動作。ホルスターから抜くタイプの動作にしています。

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直立状態から、ホルスターの銃を抜き、構えます。素早い動作なので、3工程で表現しています。

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銃を構えるポーズは少し腰を落として、腕を伸ばすのですが、添えるほうの腕(今回は左腕)を軽く曲げると、ポーズが決まりやすいです。両腕を伸ばして構える撃ち方(アイソレーション・スタンス)もあります。

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「ハンドガン」しゃがんで構える動作:基本の男性タイプ

立った状態からしゃがんでハンドガンを構える一連の動作。

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基本的に2の工程までは、立って構えるタイプと同様です。

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このあたりから、銃をホルスターから抜きつつ、同時にしゃがんでいきます。

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なるべく目線の高さとハンドガンのサイト(照準器)の高さを合わせるように描きましょう。


羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ バトルキャラクター編

著者プロフィール

羽山 淳一

(はやま・じゅんいち)
アニメーター、キャラクターデザイナー。

1965年、長野県出身。
高校卒業後ムッシュ・オニオン・プロダクションに入社。
『Gu-Guガンモ』(1984年)で動画デビュー。
『は~いステップジュン』(1985年)で原画デビュー。
『北斗の拳』(1987年)で作画監督デビュー。
『BE-BOP HIGHSCHOOL』(1989年)でキャラクターデザイン、デビュー。
1990年フリーランスとして独立。

書籍(玄光社):
アニメキャラクターの作画&デザインテクニック
羽山淳一 ブラッシュワーク
羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ

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