キャラクターが着る衣装は、キャラクターの性質や物語の方向性を表現する重要な要素の一つです。衣装を着替えさせることで、ストーリー進行やキャラクター自身の変化を視覚化するテクニックは、古今東西、様々な作品で使われています。
「ちょっぴりHなコスチュームの描き方」では、女性キャラクターが着る中でもセクシーな衣装のデザインに焦点を当て、どのような衣装デザインがセクシーに見えるかの基本を解説。「ワンピース」や「スーツ」など日常的に着用する服装や、「獣人」「悪魔」などファンタジー世界のモチーフをセクシーにアレンジするデザイン例も提示しています。
本記事では、PART3「王道のセクシーコスチューム」より、「着物」のアレンジ案を紹介します。
帯で姿勢が美しく見える、日本古来の伝統衣装「着物」
Original
しっとり大人っぽい雰囲気のある若女将をイメージしました。季節感のある、朝顔の絵柄を青で描き、さわやかなデザインにしています。
浴衣の涼しげなデザインに合わせてまとめ髪にしています。
Arrange
色彩豊かでゴージャスな花魁風の着物です。肩を出す独特な着こなしのイメージがあったので、襟を目一杯広げて胸を強調するデザインにしました。振袖には花やチョウの刺繡を入れて華やかに。
おでこを見せることで解放的な女の子を演出しています。衣装はネオンのような柄で夜っぽい雰囲気を出しました。
Sexy Arrange
着物のシルエットは残しつつ、現代衣装とファンタジー要素を組み合わせました。衿をブラジャー風に変形させ、帯下の「おはしょり」もスカートに見えるデザインに。袖口や裾、足袋に大きめのフリルをつけて他とは違う雰囲気を出しています。
天女の羽衣をイメージした透け感の羽織で妖艶な雰囲気を出しました。
手持ちの小道具で雰囲気を作る
大きめの扇子を手に持たせました。顔を隠すしぐさで、相手を誘っているように見える演出をしました。