「Fun Outing!〜楽しいお出かけ!〜」がコンセプト「ザ・チョイス×ROOTOTE」オリジナルトートバッグ制作の背後にある思いとは

雑誌『イラストレーション』が主催する「第36回ザ・チョイス大賞展」が、5月22日に終了した(現在、大阪巡回展が6月6日まで開催中)。「ザ・チョイス大賞展」のなかで行ってきた企画の1つに、トートバッグブランド・ROOTOTE(ルートート)とのコラボレーションによる、オリジナルトートバッグ制作がある。
この取り組みも、今年で10周年。節目の年を迎えるにあたり、(株)ROOTOTE取締役・神谷嘉成さんにこの企画への思いやメッセージを聞いた。

(株)ROOTOTE取締役・神谷嘉成さん

ROOTOTEは、「Fun Outing!〜楽しいお出かけ〜!」をコンセプトに、普段のお出かけが楽しくなるような商品を提案しているトートバッグ専門ブランドだ。「ザ・チョイス大賞展」ではROOTOTEの協力で、展示された入選作品をトートバッグとして商品化している。

コラボレーションによるトートバッグの制作は今年で10年目。その間、取り組みのなかで少しずつ改良を加えてきた。今年は、サイズが一回り大きくなり、白色だった生地が生成りの帆布に変更。帆布の生地は、色の再現性に難しさもあったが、サイズや質感の変更で使い勝手がよくなり、トートバッグというプロダクトとしての価値を高めることが出来た。
「それぞれの作品の特性に合わせて、使用する印刷機を変え商品化を行なっています。帆布はオーソドックスなトートバッグのイメージが強く、このデザインも汎用性が高いため、より広く多くの人に手に取って貰える商品になったと思います。」(神谷さん)

チョイス大賞・おぎわら朋弥さんの作品をプリントしたトートバッグ

ROOTOTEはもともと、デザイン事務所として70年代に設立した㈱スーパープランニングが、ノベルティデザインや雑貨制作などを経て、2001年からトートバッグを専門に制作を始めたブランド。現在はブランド単独で法人化されたため、創業当時からは大きく姿を変えたように見える。しかし、設立時のマインドは今なお継続されており、トートバッグについても“デザインをアウトプットするためのメディア”と捉えているという。
「アパレルの会社というイメージが強いかもしれませんが、自分たちはデザインを発祥としています。そのため、トートバッグを通じて文化的なものに貢献をしたいという意識があります。使命というと少し大げさですが、ROOTOTEというトートバッグを通じて、いろいろな文化が多くの人の目に届くきっかけを作りたい。」

ザ・チョイスとの取り組みも、2009年にROOTOTEの声かけでスタートした。背景には、文化への貢献という設立当時からの変わらない思いがある。
「僕たちのブランドを通じて、イラストレーターさんの魅力的な作品が多くの人の目に触れ、手にとって貰える機会を増やせたら。微力ながら、こういった素晴らしい文化があることを、少しでも多くの人に知って貰うこと
に貢献していきたいと考えています。」

ROOTOTE GALLERY代官山ルーストリート店

 

店内の壁面には、コラボレーション商品が大規模に展開されている

今回のコラボレーションで生まれたトートバッグは、全33種類。「ROOTOTE GALLERY代官山ルーストリート店」で6月9日(日)まで展示販売、「ROOTOTE ZOZOTOWN店」では6月30日(日)まで受注生産販売を実施中。
ザ・チョイスによって発掘された若い才能が、トートバッグという身近な存在を通して多くの人に発信されている。

<関連サイト>
イラストレーション”ザ・チョイス”×ROOTOTE コラボレーション 特設ページ
http://rootote.jp/news/collaboration/choice36th/

<関連記事>
イラストレーターの登竜門 第36回ザ・チョイス年度賞の入賞作品発表
https://genkosha.pictures/illustration/19041822603

 

イラストレーション 222号( 2019年6月号)

特集 「生き物を描く人」
モチーフとして生き物を描き続けるイラストレーター・絵本作家・標本画家を取り上げ、70ページにわたって大特集しています。 登場作家は長嶋祐成(漁譜画家)、舘野鴻(絵本作家)、木原未沙紀(イラストレーター)、てらおかなつみ(イラストレーター)、秦直也(イラストレーター)、川島逸郎(標本画家)の6名です。どの作品も個性があり、見ごたえのあるイラストレーションとなっています。


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