イラストレーターの登竜門 第36回ザ・チョイス年度賞、結果発表 & ザ・チョイス大賞展開催

2018年度の全入選作品を対象に行った「ザ・チョイス年度賞」審査の結果を発表します。全4回のザ・チョイス応募者総数はおよそ1000名。入選した栄えある39名のなかから、4組の審査員投票により大賞1名、入賞5名が決定しました。5月9日からは、全入選者39名の作品が一堂に会する「ザ・チョイス大賞展」が市ヶ谷の山脇ギャラリーで行なわれます。

ザ・チョイス(THE CHOICE)は、『イラストレーション』誌が主催する誌上コンペ。毎号異なる1人の審査員が、応募作品の中から優秀作品をチョイスします。年4回の全入選作品は年度賞のノミネート作品となり,年度賞の審査は4人の審査員が一堂に会して、投票制で行なわれます。数多くのイラストレーターがザ・チョイスから巣立っています。今回は、大賞・入賞の6名の作品を紹介します。

 

【大賞】

おぎわら朋弥
Ogiwara Tomomi

5丁目、中央線 23.2cm×32cm

●第1位(15点)
●イラストレーションNo.220掲載 宮古美智代選
●画材:油絵具、キャンバスペーパー

おぎわら朋弥
イラストレーター。1982年生まれ。東京都出身。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科テキスタイル専攻卒業。MJイラストレーションズ受講。装画や挿絵を中心に活動している。

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【入賞】

河合浩
Kawai Yutaka

無題 27.2cm×39.6cm
無題 27.2cm×39.6cm

●第2位(10点)
●イラストレーションNo.221掲載 大原大次郎選
●画材:水彩絵具、紙

河合浩
主な活動に、PEOPLE BOOKSTORE、SUNNY BOY BOOKS、路地と人などでの展示。
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【入賞】

船津真琴
Funatsu Makoto

夏がはじまる 51.5cm×36.4cm

●第3位(9点)
●イラストレーションNo.218掲載 永井博選
●画材:アクリル絵具、キャンバス

船津真琴
多摩美術大学油画科卒業。物語性を感じるイラストを得意とし、毎日新聞の小説挿絵や装画も担当する。

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【入賞】

竹浪音羽
Takekami Otoha

波間 21cm×29.5cm

●第4位(8点)
●イラストレーションNo.221掲載 大原大次郎選
●画材:アクリル絵具、水性ペン、水彩紙

竹浪音羽
美学校(生涯ドローイングセミナー/写真工房)、パレットクラブ20、21期出身。
主な受賞歴に、第200回「ザ・チョイス」準入選、雑誌『Coyote』64号イラストレーション掲載など。

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【入賞】

辰巳菜穂
Tatsumi Nao

キルギス 21cm×26cm

●第4位(8点)
●イラストレーションNo.218掲載 永井博選
●画材:アクリル絵具、紙

辰巳菜穂
筑波大学芸術専門学群建築デザイン卒業。2018年東京と大阪にて初個展を開催。広告・書籍などのイラストレーションを中心に活動。

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【入賞】

Michiko Aizawa
ミチコ アイザワ

Brain Crafts_服飾 72.8cm×51.5cm

●第4位(8点)
●イラストレーションNo.221掲載 大原大次郎選
●画材:アクリル絵具、ケント紙

Michiko Aizawa
武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。頭のなかに材料と道具を用意して、工作するように描く。国内での個展活動を意欲的に行う。

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<展示会情報>

第36回ザ・チョイス大賞展

入賞作品展を一同に展示します。

会期:2019年5月9日(木)~22日(水)
開廊時間:11:00~18:00 休廊日:日曜日
会場:山脇美術専門学校 山脇ギャラリー
東京都千代田区九段南4-8-21
JR総武線「市ヶ谷駅」から徒歩1分
TEL:03-3264-4027
http://www.yamawaki-gallery.com

授賞式
5月9日(木)18:00~19:30 山脇ギャラリーにて
(どなたでもご参加頂けます)

 

イラストレーション 222号( 2019年6月号)

特集 「生き物を描く人」
モチーフとして生き物を描き続けるイラストレーター・絵本作家・標本画家を取り上げ、70ページにわたって大特集しています。 登場作家は長嶋祐成(漁譜画家)、舘野鴻(絵本作家)、木原未沙紀(イラストレーター)、てらおかなつみ(イラストレーター)、秦直也(イラストレーター)、川島逸郎(標本画家)の6名です。どの作品も個性があり、見ごたえのあるイラストレーションとなっています。

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