ケモミミ(獣耳)とは動物の耳の付いたキャラクターのこと。ネコ、イヌ、キツネ、オオカミ、ウサギ、ヒツジ、ヤギ、ネズミ、タヌキ、ウシ、トラ、リス、さらにはドラゴンやエルフといった幻想世界の生き物まで多数存在し、そのもふもふで愛らしい姿は人気があり多くの人に描かれています。
「ケモミミの描き方」では、 人体の基本的な描き方はもちろん、動物らしいしぐさや表情、動物からイメージされる小物使いなど、ケモミミの女の子・男の子を、「可愛く」「カッコよく」描くためのをテクニックをたっぷり解説しています。
本記事では、些夜さんによる「イヌ耳」の描き方をご紹介します。
イヌ耳
イヌは大昔から人間の生活と密接な関係を持ち続けてきた動物です。人間とのふれあいや賢さなどをうまく表現に取り入れて、魅力的な絵作りを目指しましょう。また、犬種が多いので体の大きさ、耳やしっぽの形、体毛の表現など細かい部分にも気をつけて描いてみましょう。
飼い主に呼ばれて立ち上がったような場面。小さな女の子のコーギーのイメージで、子供っぽさを強く出しています。
CHECK1&2
1:ぴんと立ち、飼い主の方向に向けられた耳。立ち耳のイヌは、嬉しいと耳がぴんと立ち、興味の対象の方向に向けられる。顔の表情や場面に合わせて、こういったイヌ特有の動きを取り入れるのもよい。
2:自分の存在をアピールするために、手を上げている。こうしたしぐさで褒めてほしい、遊んでほしい、といったイヌらしい気持ちを表すのも効果的。
CHECK3&4
3:しっぽの動きも、耳、表情と統一感を持たせて舞い上がる感じに。こちらも犬種によって長さや毛並みを変えてあげるとよい。
4:服装も、キャラクターの犬種や持たせたいイメージに合わせて変える。
CHECK5
5:左足のかかとを浮かせて、今にも飼い主に向かっていきそうな様子を表現。
【OnePoint】
犬種のイメージは大切
イヌは人間の3歳児くらいの知能を持つといわれていて、実際に子供っぽいしぐさをすることも多い生き物ですが、訓練された警察犬のような忠実さ、従順さといった要素を取り入れてもよいです。どんな絵にするかをしっかりとイメージして、犬種を考えましょう。
<玄光社の本>