動きのあるポーズの描き方 セクシーキャラクター編
第5回

セクシーな前かがみのポーズなど、激しい動きと重力によって変化する体の部位を表現する

イラストにおいて人物の動きを表現するには、まず人体構造の理解が必要です。「動きのあるポーズの描き方」シリーズでは、キャラクターに設定された年齢や体型ごとの特徴、表情、ポーズを描く上でのポイントを詳細に解説。今回紹介する「セクシーキャラクター編」では、主に女性キャラクターの「色気」を表現するための基本を解説しています。

著者のkyachiさんは本書の中で、セクシーな絵とは「生々しさを感じさせる絵」であると説明しており、胸やお尻などのわかりやすい部分だけでなく、関節や筋肉がつくる出っ張りや凹み、服の食い込み、表情など様々な要素を組み合わせた結果として「セクシー」な表現が生まれるといいます。

本記事ではチャプター2「セクシーなポーズの描き方」より、前にかがんだ姿勢と後ろに反った姿勢の二例を紹介します。

前屈みのポーズ

体を曲げたポーズは、重力によって垂れる部分、力が入る部分を意識して描きましょう。

胸を寄せるように前屈みになっているポーズを見てみましょう。重力に従い乳房は垂れ、肩が内側に入って猫背気味になるのが特徴です。

  • 肩を内側に入れると、鎖骨が大きく浮き出てくぼみができる。
  • お尻から太ももにかけての曲線的なラインと、寄せられた膝のくびれが女性的なシルエット。
  • 上半身の量感が大きくなりがちなのでバランスに注意する

膝や足首など、キュッと締まったくびれを作るのがポイントです。

前屈みのバリエーション

さらに深く屈み、お尻を突き出した挑発的なポーズです。緊張している部分と、重力によって垂れるやわらかい部分の差を表現するようにしましょう。

  • お尻を突き出しているので、骨が浮き上がり角張ったラインになる。ぽっちゃりした人物の場合は骨はあまり出ない。
  • 足をクロスさせるように描くとセクシーさを表現できる。
  • 腕を突っ張って体を支えている。つま先立ちなので力が入っている。

前屈みになると、乳房だけでなくおなかの肉も重力により垂れる。シワが入る位置を把握して描くのがコツ。

後ろに反るポーズ

勢いよく後ろに反るポーズを描く時は、静止したポーズにはない躍動感を出すのがポイントです。背中の曲線や筋肉の上がり方などを強調しましょう。

  • 思いっきり体を反らせているのでS字が急になる。直線的な曲がり方の部分もある。
  • 背中を反らせることで肋骨のラインが出る。
  • 足の筋肉が上がるとともにお尻も上がる。
  • 片足のつま先立ちのため、ふくらはぎにギュッと力が入っている。ふくらみ部分も高い位置になる。
  • つま先に体重がかかっている。


動きのあるポーズの描き方 セクシーキャラクター編

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