業務用途をはじめ、生活の中で実用品として使われている文房具。日常的に使うありふれた道具であるだけに、持ち心地や取り回しのしやすさなど、使い勝手の点でこだわりがいがあります。
長い時間をともにする道具は、できるだけ実物を手に取って選びたいもの。後悔しない買い物をするには、やはり専門家のいる文房具店に足を運ぶのが賢明でしょう。
「ニッポン全国文房具店ガイド」では、文房具専門Webマガジン「毎日、文房具。」編集部が選んだ日本各地のおすすめ文房具店を紹介しています。店舗の特色を解説したレポートを掲載するほか、編集部員や店員がピックアップした文房具も紹介。店舗限定のオリジナル商品や「ご当地文房具」といった変わり種も扱っており、未知の商品を店頭で初めて目にしたときの驚きと、楽しさの一端を伝える内容となっています。
本記事ではChapter1「関東地方の文房具店」より、店舗と取扱商品の一部(2020年6月時点)を抜粋して紹介します。
カキモリ
色々と試しながら 「書くこと」の楽しさを再発見できる
カキモリは「すぐにオンラインでつながれる時代だからこそ書くことを残していきたい」という想いから誕生したお店。店内ではノートの紙や表紙、留め具などを選んで自分だけのオリジナルノートを作ることができます。
また、書き心地にこだわったたくさんの筆記具や紙製品を試すことができる文房具好きにはたまらないお店。すぐ近くの姉妹店「inkstand by kakimori」では、自分だけのオリジナルインクを作ることも。蔵前エリアはほかにも雑貨屋さんやカフェなども多いので店頭にある散策マップを片手に散歩するのもおすすめです。
ローラーボールペン(kakimori、2,000円)
オリジナル商品の中でも特に人気が高いローラーボールペン。多彩な万年筆用インクを吸引して使えます
オリジナルノートの中紙はすべて試筆可能!
万年筆に合うにじみの少ない「バンクペーパー」やノート好きには馴染み深い「フールス紙」など色々な紙を試して自分だけのオリジナルノートを作ってみましょう。
インクスタンド
近くにある自分で好きなインクを作れる系列店。オールセルフか、スタッフさんが色をつくるかも選択できるのがうれしいですね
ノート作りコーナー
部材を全て選んでスタッフさんに渡すと、一冊ずつ手作業でその場でノートを作ってくれます。お買い物をしながら待ちましょう
表紙の紙も自分で選べます。どれにしようか迷ってしまうほど、素敵なデザインの紙がたくさん用意されています
GLASS NIB(kakimori、2,500円)
GLASS NIB は既製品の軸に差して気楽にガラスペンを使えます。すべて職人手作りのため、一点一点個体差があります
ブレンドインク(kakimori、1,500円)
カキモリのオリジナルインクは顔料インクなので、書いた文字は染料インクより長く、色褪せずに保たれるのが魅力です
ちびえん(TETZBO(太軸/細軸)6,091円)
鉛筆型の真鍮ボールペン。握る部分にダメージ加工が施され、経年変化が楽しめます。芯は三菱鉛筆のジェットストリーム芯でなめらか
カキモリ
所在地:東京都台東区三筋1-6-2
営業時間:11:00 ~19:00
定休日:月曜日(祝日は営業)
https://kakimori.com/