ニッポン全国文房具店ガイド
第3回

アンティークな什器とオリジナル商品が楽しい、町の文房具屋さん

業務用途をはじめ、生活の中で実用品として使われている文房具。日常的に使うありふれた道具であるだけに、持ち心地や取り回しのしやすさなど、使い勝手の点でこだわりがいがあります。

長い時間をともにする道具は、できるだけ実物を手に取って選びたいもの。後悔しない買い物をするには、やはり専門家のいる文房具店に足を運ぶのが賢明でしょう。

ニッポン全国文房具店ガイド」では、文房具専門Webマガジン「毎日、文房具。」編集部が選んだ日本各地のおすすめ文房具店を紹介しています。店舗の特色を解説したレポートを掲載するほか、編集部員や店員がピックアップした文房具も紹介。店舗限定のオリジナル商品や「ご当地文房具」といった変わり種も扱っており、未知の商品を店頭で初めて目にしたときの驚きと、楽しさの一端を伝える内容となっています。

本記事ではChapter1「関東地方の文房具店」より、店舗と取扱商品の一部(2020年6月時点)を抜粋して紹介します。

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ニッポン全国文房具店ガイド

36 Sublo(サブロ)

オリジナルキャラクターのグッズに思わず頬がゆるむこと間違いなし!
2004年に吉祥寺の路地裏にオープンした「36」。ルーツは店主の祖父(三郎さん)が営んでいた文房具店。レトロなアイテムやオリジナルの文房具・雑貨が小さな空間にぎっしりつめ込まれたお店です。2010年8月に現在の場所へ移転し、リニューアルオープン。店内ではぜひ、味のあるアンティーク家具の什器から宝探しをするように文房具を探し出してみてください。もちろん引き出しの中にもいろいろなアイテムが隠れています。

また、お店オリジナルのアイテムも充実しています。オリジナルゆるキャラのグッズは思わずクスッとしてしまうユニークさですよ。

吉ぞうさんメモ(macomo、360円)
36オリジナルの吉祥寺非公認ゆるキャラ「吉ぞうさん」のメモ帳。東京のお土産としても人気だそう

何周しても新しいものがどんどん見つかる楽しい売り場
決して広くはないものの魅力的なアイテムが所狭しつめ込まれた店内は、何度見て回っても新たな発見が。お店の隅々までじっくり見ているとついつい長居してしまいます。

トレーディスプレイ
小さくてかわいらしいアイテムが木製トレーに並べられたコーナー。一つひとつ大切に手にとって見てみてください

スタンプコーナー
人気のスタンプコーナーにはクリームソーダやホットケーキなど昔ながらの喫茶店メニュー柄のオリジナルスタンプも

ペンコーナー
古い専用什器には鉛筆がずらり。ラベルライター「DYMO」で手作りした案内表示も雰囲気にぴったり

店主さんが見つけてきたアンティークの什器や古い文房具(非売品)も見どころのひとつ

ナイスおどうぐばこ(36×福田利之、1,600円)
福田利之さんのライオンのイラストがプリントされた、お道具箱。色がどこか懐かしい

36オリジナル 木軸日付回転印(36オリジナル、6,400円)
かわいいイラストも一緒に押せる日付スタンプ

木製金庫(36オリジナル、14,000 円)
木工作家が制作。フリーマーケットやイベント出店される人におすすめ

36 Sublo(サブロ)
所在地:東京都武蔵野市吉祥寺 本町2-4-16 原ビル2F
営業時間:12:00~20:00
定休日:火曜日
http://www.sublo.net/


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