夜の闇に浮かびあがる、異世界感がSNS映えする巨大工場写真。今また人気が高まっています。工場写真の魅力は、圧倒的なスケール感、そして一般の建築物にはない複雑な造りが生み出す構造美。特にさまざまな光で明るく照らし出された夜景は、昼とはまた別の美しさがあります。書籍「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」では、日本各地の工場を取材している写真家・小林哲朗氏がフォトジェニックな工場スポットをピックアップ、それぞれの見どころや、そこでどんな写真が撮れるかを詳しく紹介します。また工場撮影の準備や心得、撮影のコツ、さらには撮った写真を美しく仕上げるための画像編集術も解説した一冊となっています。
本記事では「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」から、全国各地の巨大工場撮影スポットをピックアップして紹介していきます。第11回は大分県・大分市です。
【安全のために注意したいこと】
立ち入り禁止区域にはぜったいに入らない!
【日本製鉄九州製鉄所大分地区/ENEOS大分製油所】
重化学工業として成長し、現在では電子工業の立地も進む
大分県の沿岸部中央に位置し、大分県の行政の中心地である大分市。高度経済成長期に鉄鋼業、化学工業などの重化学工業の進出によって工業都市として急成長し、現在では電子工業の立地が進んでいます。
撮影スポット①
大分市の北部には工場地帯が広がっており、さまざまな種類の工場があります。工場に近づいて撮影できるスポットが少なめなので望遠レンズでの撮影が基本となりますが、プラントや高炉が大きいので構図をまとめやすく撮りやすさもあります。
Googleマップ(撮影スポット①と②共通)
撮影スポット②
撮影スポット③
撮影スポット④