SNSや写真投稿サイトなどでは、上手な写真が溢れています。しかし、その中で作者の個性が光って、思いが伝わる「面白い写真」はどれだけあるでしょうか。写真家の野寺治孝さんは、著書「PERFECT PHOTO RECIPES BOOK（パーフェクト・フォトレシピブック）」の中で、撮影者の感性を活かした「面白い写真」の撮り方をわかりやすく、レシピ風に解説しています。
本記事では、「凛々しい猫の横顔」の撮り方レシピをご紹介します。
可愛いだけではない美しい猫のポートレート。
【タイトル】
凛々しい猫の横顔
【難易度】
★★★★
【データ･機材･条件】
◯撮影場所：埼玉県・川越市・友人宅
◯使用レンズ／撮影データ：24-105mm F4（105mm付近）1/250秒 F4 絞り優先AE ISO1600
◯使用機材／準備するもの：フルサイズデジタル一眼レフカメラ／猫と一緒になれる部屋
◯光の状態：晴天の窓辺の斜光
◯構図／アングル：猫を画面中央やや右に入れ顔の前方を空ける
【撮り方】
◯被写体の発見：友人宅の猫が可愛かったので部屋で一緒に遊びながら撮った。
◯撮影方法：レンズは自由度の高い標準ズームを。猫の動きに委ねるのでスナップ撮影の要領で撮る。
◯注意点：無理強いは絶対にしない。
◯レタッチ方法：青をやや上げる。コントラストを強く。全体を暗くする。
【ポイント】
このようなスタイリッシュで美しいフォルムの写真が撮れるとは正直、思っていなかった。まずは猫の習性や動きをよく観察し、一緒に遊んで慣れてきてから撮った方がいいだろう。面白い写真が1枚でも撮れたら動物写真は成功だ。
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