業務用途をはじめ、生活の中で実用品として使われている文房具。日常的に使うありふれた道具であるだけに、持ち心地や取り回しのしやすさなど、使い勝手の点でこだわりがいがあります。
長い時間をともにする道具は、できるだけ実物を手に取って選びたいもの。後悔しない買い物をするには、やはり専門家のいる文房具店に足を運ぶのが賢明でしょう。
「ニッポン全国文房具店ガイド」では、文房具専門Webマガジン「毎日、文房具。」編集部が選んだ日本各地のおすすめ文房具店を紹介しています。店舗の特色を解説したレポートを掲載するほか、編集部員や店員がピックアップした文房具も紹介。店舗限定のオリジナル商品や「ご当地文房具」といった変わり種も扱っており、未知の商品を店頭で初めて目にしたときの驚きと、楽しさの一端を伝える内容となっています。
「文房具店に行けば、かなりの確率で『こんな商品があったのか!』という発見があるのです。蛍光マーカーを買いに文房具店に出かけたら、隣の棚の新しいボールペンと出会うことができる。こんな発見を、いつでも楽しむことができるのが文房具店です」(「INTRODUCTION」より引用)
本記事では「毎日、文房具。」編集部が伝える「文房具店の楽しみ方」について、抜粋して紹介します。
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文房具店の楽しみ方
お店の個性を楽しもう
ひと言で「文房具店」といっても、世の中にまったく同じ文房具店は存在しません。 来店するお客さんの層やニーズが違うのはもちろんのこと、店主やスタッフのキャラクター、運営している企業の個性や、お店の広さ、立地など多くの要素が絡み合い、この世の中にはさまざまな文房具店が存在しています。 文房具店の魅力を存分に感じ尽くすことができるよう、『毎日、文房具。』流の楽しみ方をご紹介します。
『毎日、 文房具。』流 文房具店のめぐり方
1. まずは何も考えずに歩く
お店に着いたら、まずはあまり深く考えず、気の向くままに店内を歩いてみましょう。お店の方が「お客さんにこれを見て欲しい!」と工夫して売り場や棚を作っているので、お店のおすすめ文房具が自然と目に入ってくると思います。 そのお店の持っている雰囲気を感じながら、気持ちが引かれるままに歩いてみてください。
2. 隅々まで見て回る
気の向くままに歩いた後は、軽く順路を決めて全ての棚を見て回るように歩いてみましょう。隅々まで眺めると自分が知らない文房具や新商品を発見することができます。 古くからある文房具店の場合、貴重な廃盤品と出会えることも。そんな思わぬ出会いもリアルな文房具店ならではの醍醐味です。
3. お店のオリジナル文房具やご当地文房具を探してみる
お店によっては、そのお店のオリジナル文房具を企画・販売していることもあります。観光地に近い文房具店ではその土地にゆかりのある「ご当地文房具」もあるでしょう。その場所でしか購入することができない文房具を探して、誰かへのお土産(もちろん自分へのお土産にも)にするのもいいですね。メモ帳や付箋などの消耗品はたくさんあっても困るものではないので、お土産にぴったりです。
4. 困ったことや知りたいことがあったら店員さんに聞いてみる
欲しい文房具の売り場がわからない時や、商品選びで困った時は、遠慮せずに店員さんに聞いてみましょう。専門知識を持った店員さんも多くいますので、きっとみなさんの悩みを解決してくれると思います(中にはまだまだフレッシュな店員さんも。その場合は優しく見守ってくださいね)。特に、ギフトを選ぶ時などはいろいろとアドバイスをもらって参考にしてみてください。プロの意見はやっぱり貴重です。