『悲劇的なデザイン』
ジョナサン・シャリアート、シンシア・サヴァール・ソシエ 著
(ビー・エヌ・エヌ新社) 2,600円+税/A5判/240P
デザインは、時として人を傷つけるかもしれない。そんな書き出しで始まる本書。
実際に起こったデザインによる悪影響を紹介し、教訓を引き出していく。具体的な防止や、デザインの力で社会をより良くするとりくみの例を紹介する。
『As the Call, So the Echo』
奥山由之 著
(赤々舎) 4,500円+税/263mm×229mm/168P
2年にわたって、ある村で暮らす友人と家族、その周りの人々の生活を撮影し続けたシリーズ。4章から構成されている。自分の目の前にあるものに対して、反応し素直にシャッターを押す。そして撮影後、ゆっくりと写真の意味を考える。その行為から見えてきたのは、写真家としての新たな出発点と原点だった。
『1/1』
安村崇 著
(Osiris) 9,000円+税/280×297mm/132P
安村崇4作目のシリーズ。一見、色面構成のようなフラットなイメージが並ぶが、これらは壁、カーテン、床などの一部を切り取ったもの。そこから見えてくるのは、素材の細かなディテールだ。未発表作品を含む111点を収録。
『ENDANGERED 絶滅の危機にさらされた生き物たち』
ティム・フラック 著
(青幻舎) 4,200円+税/A4変/336P
こちらに何かを訴えるような目線を向ける絶滅危機に瀕した動物達。人物ポートレイトのように動物を撮影するティム・フラックと、生物保全の世界的権威ジョナサン・ベイリーらによる一大プロジェクトを書籍化した。世界7か国同時刊行。
→「ENDANGERED 絶滅の危機にさらされた生き物たち」
『The Circle』
菅野ぱんだ 著
(私家版) 3,200円(税込)/B5変形/96P
舞台は動物園。動物をガラス越しに眺めるカップルや家族連れ。菅野は動物好きがこうじて動物園に通っていたが、次第に、来園者(人間)にも興味を持ち撮影を始めた。檻で分断された動物と人間、2つの世界を写し取った。