Life is Camp winpy-jijiiのキャンプスタイル
第6回

キャンプグッズは無かったら作る!たためるシリコンドリッパーを自作する

専用の器具や独特のノウハウが必要なキャンプは、かつて敷居の高い趣味の一つでした。しかし近年、動画配信サイトやSNSの発達によってキャンプの楽しさが広く伝えられ、またキャンプを行う際の知識や道具選びの注意点など、必要な情報が簡単に手に入るようになるに至って、キャンプはしっかりと下調べさえすれば、比較的手軽に始められる趣味として人気を集めています。

齡70にしてキャンプ歴50年のwinpy-jijiiさんが手掛けた「Life is Camp winpy-jijiiのキャンプスタイル」では、車中泊や登山キャンプをはじめとしたキャンプのスタイル紹介から、おすすめの道具、自分の使い方に合わせた道具の自作・改造、おいしいキャンプ飯まで幅広く解説。長いキャリアの中で培われた確かな知識が一冊にまとめられています。

本記事ではCHAPTER3「モノ作り」より、キャンプで使うドリッパーのwinpy-jijii流自作法についてお伝えします。

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Life is Camp winpy-jijiiのキャンプスタイル

コーヒードリッパーを作ろう

携帯性のあるものが欲しかった
コーヒーはキャンプや登山をするときにはほぼ毎回飲むんですが、なかなかしっくりくるドリッパーがなかったんです。それでいつも通り100均でいいものがないか探してたら、これを見つけてひらめきました。折り畳んで携帯性もあって、フタまで有効活用できるのが気に入ってます。

道具

コンパス
電動ドリル
当て木
ヤスリ
ドライバー(グリップ部)
紙やすり
ポンチ
ハンマー

材料

折りたたみシリコンカップ(ダイソー)

工程

フタに穴をあける

1. ダイソーのシリコンカップを用意する。透明プラのフタ側も組み合わせて使用する。

2. まずは透明プラのフタ側の真ん中あたりに、大きく穴をあける。

3. ポチ印を中心にして、シリコンカップの底のサイズに合わせて、コンパスで線をつける。

4. 線の内側にドリルで穴をあけていく。台木にのせると穴をあけやすい。

ヤスリで穴の大きさは微調整するので、ドリルは必ず線の内側に。

5. ぐるっと円周にそって穴をあけていく。ドリルは細い方がヤスリがけがラクになる。

6. 穴を切り取り、ヤスリで丸く削る。穴を広げて、徐々に引いた線に近づけていく。

7. ドライバーのグリップなどに紙やすりを巻きつけてやすりを掛け、切り口を仕上げる。

ドリップ用の底穴をあける

8. シリコンカップの底に穴をあける。当て木をおき、ポンチを使ってハンマーで抜く。

9. まず中央にあけ、さらに左右に穴をあける。左右の穴は少し小さめのポンチを使う。

10. 透明プラのフタに開けた大きな穴に、シリコンカップの底をねじ込んで一体にする。

使いやすさ抜群

1. コーヒーカップなどに直接置き、フィルターペーパーを載せてコーヒーを淹れる。

2. 自宅用には写真のような、カップ用のスタンドなどを作って使うこともできる。


Life is Camp winpy-jijiiのキャンプスタイル

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