これから写真をはじめる人に薦めたい本「日々を美しく記録するフォトレッスン」6151・著

”今日を美しく記録しよう”

あなたは覚えていますか?日々の暮らしの中で起きた、小さな出来事や、ささやかな喜び、感動した瞬間を。

日々を美しく記録するフォトレッスン」は、人気イラスタグラマーの6151さんが、日々こぼれていく小さな気持ちや、空気感を、写真に美しく残す方法を伝える書籍です。写真の切り取り方や、見せ方、InstagramやTwitterへの投稿のポイントを丁寧に解説しています。これからカメラを初めてみたい方、写真のセンスがないと悩んでいる方、そもそも何を撮っていいかわからない、と思っている方でも安心して読み進めれられる1冊です。この記事では、本書の内容を章ごとに抜粋してご紹介いたします。

日々を美しく記録するフォトレッスン

Chapter1【写真との楽しいつきあい方】

〈カメラと歩けば「いいな」が見つかる〉
いざ出会った時に「カメラがなくて撮影できない!」ということがないように、常にカメラを持ち歩く。カメラを持って歩いていると、「いいな」と思う瞬間に遭遇するでしょう。その瞬間にシャッターを切ってみる。「美しい」と感じた時、「感情・気分」を込めて撮ってみるというように、どんなときに写真を撮影しているのかという視点から、写真の楽しみ方を案内しています。

 

Chapter2【伝わる写真のレッスン】

伝わる写真と伝わらない写真の違いはなんでしょうか?
写真は「人に何かしらの情報が伝わる」ことで、会話が生まれたり、共感してもらえます。では、伝わる写真にするために、どんなことを意識するといいのか、撮影の際に意識すべきポイントを解説。

35mmフルサイズカメラ 70mm F2.8 1/125秒 ISO1600 1月中旬・13:48

「棚に小物が並んでいる様子を撮影した写真。「いろいろ並んでいる様子がいい」と思い撮影しました。」(以下、括弧内は本書より本文の抜粋)

 

伝えたいことをシンプルに表現する

シンプルにするべきなのは「伝えたいこと」。写っている被写体すべてが主役である写真や、主役と脇役を入れることでメッセージがはっきりすることもあるでしょう。自分が伝えたいことと、写真を見た人の記憶を思い起こさせるスイッチになれる、そのバランスを考えながら撮影してみましょう。

35mmフルサイズカメラ 70mm F2.8 1/160秒 ISO800 4月下旬・15:07

「並んでいる小物の中からドライフラワーのみを選んで撮影。被写体を絞り、見せたいアイテムがより明確な写真になりました。」

〈「モノ・コト・エモ」に分けてみる〉

著者は「いいな」と思った景色を、3つのカテゴリー「モノ・コト・エモ」のどれに当てはまるのか分解することを勧めています。モノとは被写体そのもの。コトとは体験や動作。エモとは撮影時の気持ちや気分のことを指しています。あなたの写真はどれに当てはまりますか?今までに撮影してきた写真を見返してみるのもひとつですね。

【モノ=被写体】

35mmフルサイズカメラ 70mm F2.8 1/250秒 ISO2000 10月中旬・14:00

「旅の途中で立ち寄ったカフェの看板猫。猫のかわいさや、こんなにかわいい猫に出会ったことを自慢するような気持ちで撮影しました。」

 

【コト=体験・動作】

35mmフルサイズカメラ 34mm F2.8 1/80秒 ISO2500 1月中旬・10:34

「人物をシルエットで入れたことも、「ここに立っているのが自分かな?」と思わせることができます。この時、人物の表情は写さないようにします。」

 

【エモ=気持ち・気分】

35mmフルサイズカメラ 40mm F2.8 1/250秒 ISO1000 3月下旬・9:00

「満開の桜は華やかなイメージがありますが、一度散ってしまう と途端に儚さや切なさを感じさせます。」

 

Chapter3【美しく見せる写真の撮り方見本帳】

被写体の色や形、そして光の捉え方など覚えておきたい点はたくさんありますが、本章では、その型となるような撮り方のポイントを29に絞って伝えます。

 

ポイント例①〈音が聞こえてきそうな瞬間を撮る〉

スマートフォン 105mm相当 F2.8 1/1000秒 ISO160 9月中旬・12:39

「遠くから電車が近づいてきており、「ガタンゴトン」という音がだんだん大きくなる様子が想像できます。」

ポイント例②〈季節ならではの情報を盛り込む〉

35mmフルサイズカメラ 85mm F2.8 1/160秒 ISO200 WB4970K 晴れ 5月下旬・14:00

「桜並木を背景に、お友だちの柴犬(まる)を撮影。春にまるを撮影したことが一目でわかる写真です。」

 

Chapter4【写真でつながる】

撮影した写真をTwitterやInstagramに投稿してみましょう。本章では、SNSごとの特徴や、特性を生かした投稿方法を学べます。あなたの見た宝物のような記録を世界に共有することで、誰かの美しい記憶になるかもしれません。

〈複数の写真を組み合わせて華やかな1枚に仕上げる〉
レイアウトアプリを使用すると、パターンとレイアウトを選ぶだけで簡単に見せ方のバリエーションをかえることができます。

 

 

 


<著者プロフィール>

6151(ロクイチゴイチ)
Instagramの黎明期から写真の投稿をはじめ、2015年に独立。現在、フォロワー数が12万人を超える。地方自治体や企業をクライアントに持ち、フォトワークショップの講師としても活動。特に青を活かした写真は彼女の真骨頂で、フォロワーから「ゴイチブルー」と呼ばれている。
Twitterアカウント@besidecoffee
Instagramアカウント@6151


<関連書籍>

日々を美しく記録するフォトレッスン

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