「没後20年 旅する黒澤明」展

2018年4月17日~9月23日 国立映画アーカイブ展示室

『影武者』東ドイツ版(1981年) ポスター:オットー・クンメルト

黒澤映画のポスター84点を展示

東京・京橋の国立映画アーカイブ展示室で「没後20年 旅する黒澤明」展が開催されている。

1951年、ヴェネチア国際映画祭で「羅生門」が金獅子賞を受賞して以来、黒澤明監督の映画は世界を席巻した。以降、世界各国で様々な作品が上映され、日本映画の高い芸術性を示すシンボルとして、そしてもちろん娯楽作品として多くの人の目に触れてきた。

この展覧会では、黒澤明研究家・槙田寿文氏のコレクションから、世界30ヵ国にもおよぶ黒澤映画のポスター84点を中心に、海外のクロサワ作品との関わりを示す資料も展示される。

「羅生門」「生きる」「七人の侍」「天国と地獄」「赤ひげ」「影武者」など、おなじみの黒澤作品が様々な国のデザイナーの手で解釈され、ポスターとして街を飾ったそれが今も残されていることに驚く。

7月21日、8月25日、9月8日にはそれぞれ専門家によるトークショーも予定している。

「蜘蛛巣城」イタリア版[2シート判](1959年) ポスター:カルラントニオ・ロンジ
「天国と地獄」イギリス版(1963年)

<展覧会情報>
「没後20年 旅する黒澤明」展
会場:国立映画アーカイブ 7階展示室
http://www.nfaj.go.jp/
東京都中央区京橋3-7-6
Tel:03-5777-8600
会期:2018年4月17日(火)~9月23日(日)
休室日:月曜日、8月7日~12日、9月4日~7日
営業時間:11時~18時30分(入室は18時まで)、毎月末金曜日は11時~20時(入室は19時30分まで)
料金:一般250円、大学生130円、シニア・高校生および18歳未満、障害者と1名までの介添人は無料


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