羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 ヒロインキャラクター編
第1回

女性らしい体型表現のポイントはどこにある?

イラストや漫画で人間のキャラクターを表現する際には、人体がどのように動くのか、動かせるのか、その構造を理解することが重要です。不自然さのない、説得力のある動きの描写を練習するにあたっては、写真や映像を見たり、ポーズ集や3Dモデルソフトを活用するなど様々な方法が模索されています。

羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ 動きのある人物スケッチ集 ヒロインキャラクター編」は、特にファンタジーやSFの世界観で活躍する女性キャラクターをメインテーマに据えたポーズ集。ジャンプや着地、素手や武器での戦闘アクションをはじめ、セクシーポーズや日常生活で見せる様々な瞬間のポーズまで、多様なシーンを想定したポーズを約400点収録。著者は1984年からアニメーターとして活躍している羽山淳一さん。

本記事では、Chapter1「女性の体型の特徴」より、女性らしい身体のラインを表現するコツについて言及しています。

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羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ ヒロインキャラクター編

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女性らしさのポイントは腰のくびれとお尻

上半身は骨格の形状では、男女でそれほど大きな差はないです。男性と女性の体型の大きな違いは、腰やお尻の部分にあります。女性は腰のくびれの位置が高く、お尻が大きいイメージです。

女性はくびれが鋭角で、位置が男性より高めになっています。

お尻も大きく、それに伴い太腿の付け根部分が少し太くなり、足先に向かってより細くなっていきます。

男性は肩幅が大きく、下半身にむけて細くなるような逆三角形をイメージし、女性はお尻を大きく腰のラインに合わせて三角形をイメージすると捉えやすいです。

体型は骨格より付いている要素の違いに注目

男性と女性では骨格も多少の違いはあると思いますが、それよりもそれぞれの筋肉や脂肪のほうが体型の違いに大きく影響します。同じ骨格にそれぞれの特徴をのせてみました。シルエットの違いを確認しましょう。

  • 男性の場合、上半身は背中の筋肉によって、大きくふくらんでいます。
  • 女性の場合、背中はふくらんでいないのですが、胸がふくらみ、お尻もふくらんでいます。
  • 太っている人の場合、全体的に脂肪が多く、特にお腹が出ている場合は、骨格よりも脂肪の構造を考える必要が出てきます。

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著者プロフィール

羽山 淳一

(はやま・じゅんいち)
アニメーター、キャラクターデザイナー。

1965年、長野県出身。
高校卒業後ムッシュ・オニオン・プロダクションに入社。
『Gu-Guガンモ』(1984年)で動画デビュー。
『は~いステップジュン』(1985年)で原画デビュー。
『北斗の拳』(1987年)で作画監督デビュー。
『BE-BOP HIGHSCHOOL』(1989年)でキャラクターデザイン、デビュー。
1990年フリーランスとして独立。

書籍(玄光社):
アニメキャラクターの作画&デザインテクニック
羽山淳一 ブラッシュワーク
羽山淳一 アニメーターズ・スケッチ

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