動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編
第2回

男性キャラのポージングの描き方〜2人を絡めたポーズで連動感を出すコツは「接触している位置から描く」〜

イラストレーションにおいて「男性らしさ」を表現するにあたっては、男性ならではの身体的特徴を理解することが重要です。筋肉の付き方や骨格、女性と比べたときの体型の違いなど、様々な点で留意すべきポイントがあります。

動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編」では、「女性キャラクター編」で扱った「コントラポスト」の考え方と合わせて、男性のポージングを中心とした作画方法を伝えています。

本記事ではPart.1-9「立ちポーズ基本編」より、2人の人物を絡めて描く際の注意点を紹介します。

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動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編

立つ2人を描く

2体の立ちポーズを絡めて描くときは、それぞれの動きと重心バランスに気をつけましょう。

腕を掴む
立ち去ろうとしている人の腕を掴み、引き止めようとしているシーン。右の人物は上半身にひねりが入っています。左の人物はやや前傾バランスです。

One point Advice:重なったところから描き始める

2人の人物を絡めたいのに連動感がうまく出せない……。そんなときはつながっているところから描き始めてみましょう。上図の場合は手の部分になります。上級テクニックですが、参考ポーズ資料をよく見ながら練習してください。

くっつく
密着して向かい合う2人を描く場合、まず気にしなくてはいけないのが身長差です。その差をできるだけ埋めるように、背伸びをさせたり、屈ませたりしてバランスを整えます。

抱きつく
背後から抱きついてじゃれ合うなど、2体のキャラクターを密着させるポーズは、どこに重心バランスがあるかを認識しておかないと、チグハグな構図になってしまうので気をつけて!


動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編

著者プロフィール

Kyachi

女子美術大学デザイン学科卒業。在学中よりソーシャルゲームや書籍などでイラストを執筆。pixivにて、自身が作るコンテンツ『動きのあるポーズを描く時にコントラポストでいうのとか重心のこととかいろいろ便利みたいです』が20万人超のブックマーク数を獲得した。

書籍(玄光社):
動きのあるポーズの描き方 女性キャラクター編
動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編
キャラクターの色の塗り方
ドレスの描き方

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