これからもファンとのつながりを大切にしていきたい ー 中山咲月バースデーイベント2026×写真集「変化」トークショーレポート

中山咲月 バースデーイベント・写真集発売記念トークショー

俳優・中山咲月のバースデーイベントと、ファースト写真集『変化』の発売を記念したトークショーが、2026年9月19日(土)、芳林堂書店高田馬場店で開催された。

チケットは販売開始後まもなく予定枚数が完売。第1部・第2部ともに多くのファンが集まった。本稿では第1部の模様を中心に、写真集の制作秘話や俳優としての転機、ファンへの思いなど、中山咲月氏(以下、中山氏)が語った言葉とともにイベントを振り返る。

会場に飾られたドレス型のフラワースタンド
ファンから贈られたというドレス型のフラワースタンド

開場前からファンが列をつくった会場には、ドレス型の華やかなフラワースタンドが飾られていた。

イベントが始まると、中山氏が笑顔で登場。集まったファンの歓声に応えながら、まずはファースト写真集『変化』の制作について話を進めていった。

「わがまま」を詰め込んだ、初めての写真集

写真集の撮影について話す中山咲月
写真集の撮影について話す中山氏

2026年4月に刊行された『中山咲月ファースト写真集 変化』(以下、本書)は、中山氏にとって初の写真集。撮影は2日間という限られたスケジュールの中で行われた。

撮影時の慌ただしさが表情に出ていないか気になっていたと振り返る中山氏。一方で、刊行後は周囲からの評判も良く、本人のもとにも多くの反響が寄せられたそうだ。

「中山咲月らしいと言うと語弊があるかもしれないけど、爽やかな印象のカットが少ないんですよ。そこがこれまでの自分の写真と違うな、と思ってもらえたのかもしれません」

なかには、1枚のカットのためにヘアメイクに2時間をかけたものもある。自身の希望を積極的に伝えながら作り上げた一冊について、中山氏は「わがままを言いながら作らせてもらえた」と振り返った。

その言葉からも、初の写真集だからこそ妥協せず、自身のイメージを作品へ落とし込んでいったことがうかがえる。

テーマは「生まれ変わり」

中山咲月ファースト写真集 変化 収録カット
『中山咲月ファースト写真集 変化』収録カット

イベントでは、撮影を担当した写真家・岡本武志氏から寄せられたコメントも紹介された。

岡本氏が特に印象的だったと語ったのは、衣装に合わせ、まるで別人のようにキャラクターになりきる中山氏の姿。本書に収録された夕日を浴びたカットについて「ブルーノ・マーズみたい」と評されると、中山氏も思わず笑顔を見せた。

撮影ではカットごとにインスピレーションのもととなるイメージを設定。岡本氏と意見を交わしながら、一つひとつの世界観を形にしていった。

本書の帯には「ここが、職業・中山咲月の新たなスタートライン」と記されている。その言葉にも表れているように、作品全体を貫くキーワードとなったのが「生まれ変わり」だ。

今回が岡本氏との初仕事となった中山氏。撮影時にどのようにコミュニケーションを取ったのか尋ねると、自身も写真を撮ることが好きだからこその関係づくりを明かした。

「自分もカメラや写真を撮ることが好きなので、初対面のカメラマンともすぐ親密になれるんです。どんなイメージをしているのかな、どんな傾向があるのかな、と写真の話を通して分かるようになるんです」

撮る側の考えを読み取りながら、自身の表現へとつなげていく。写真への関心が、被写体としての中山氏の表現にも生かされているようだ。

演技指導をきっかけに「もっと自分を出していい」と思えた

トークショーでは、ファンから寄せられた質問に中山氏が答えるコーナーも設けられた。

俳優を目指すきっかけについて話が及ぶと、意外にも、もともとは演技に対して苦手意識を抱いていたことを明かす。

「モデルとしてキャリアをスタートしたので、演技って何をすればいいんだろうと思って、はじめは正直嫌でした」

そんな中山氏の意識を大きく変えたのが、実写映画『映画刀剣乱舞-黎明-』への出演だった。

「演技指導を(耶雲哉治)監督から、3~4日にわたってしていただいたんですね。自分という人間の本質をさらけださないとできないような演技でした。そのことがきっかけになって、もっと自分を表に出していいんだと思えるようになりました」

自分自身をさらけ出す経験を経て、俳優という仕事への向き合い方も変化していった。

今後挑戦してみたい役について尋ねられると、「喜怒哀楽、いろんな役をやったけど、悪役のおじさんはまだ演じてないからやってみたい」と笑顔。会場を和ませながら、さらなる役柄への意欲ものぞかせた。

貴重な景品をかけたじゃんけん大会も

じゃんけん大会の景品について話す中山咲月
じゃんけん大会の景品について話す中山氏

トークショー終盤には、本書に関連した景品をかけたじゃんけん大会を開催。中山氏がステージ上からじゃんけんをするたびに、会場から歓声が上がった。

トークを聞くだけでなく、ファン自身も参加できる企画とあって会場は大いに盛り上がり、イベント終盤までにぎやかな雰囲気が続いた。

中山氏にとって今回は初のバースデーイベント。約1時間にわたり、写真集や俳優活動についてのトーク、ファン参加型の企画を通して来場者との交流を深めた。

中山咲月 バースデーイベントの様子

「年齢、性別、立場じゃなく、人として接したい」

トークショー終了後には、サイン本のお渡し会も行われた。

中山氏は参加者ひとりひとりと言葉を交わし、ときに笑顔を見せながら感謝を伝えていく。短い時間ながらも、一人ずつと丁寧に向き合う姿が印象に残った。

イベント終了後、ファンと接する際に大切にしていることを尋ねると、こんな言葉が返ってきた。

イベント終了後の中山咲月

「年齢や性別、立場じゃなくて。もっと言うとファンとして、ではなく人として接することを心がけています。人として、相手がどうしたら楽しんでもらえるかなというのを意識しています」

相手を「ファン」とひとくくりにするのではなく、一人の人として向き合う。その考え方は、ステージ上でのやり取りだけでなく、お渡し会での振る舞いにも自然と表れていた。

中山咲月からファンへ

最後に、この日会場を訪れることができなかったファンに向けて、メッセージをもらった。

「ひとりでも多くのファンの方と交流できる機会をこれからも作っていきたいと思っています。オンライン配信やリアルイベント問わず、みなさまと交流したいと考えています。無理はせず、余裕があればぜひ参加してください!」

「無理はせず、余裕があれば」という言葉にも、ファンへの気遣いがにじむ。これからどのような形で交流の場が広がっていくのか、楽しみにしたい。


中山咲月ファースト写真集 変化
中山咲月ファースト写真集 変化

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