石川真生 ―私に何ができるか―(東京オペラシティ アートギャラリー)

2023年10月13日(金)〜12月24日(日)東京オペラシティ アートギャラリー

〈大琉球写真絵巻〉より 沖縄でバイレイシャル(ミックスルーツ)として生きること 2021
撮影:2021年4月24日、本部町営市場

沖縄を拠点とし、精力的な制作活動を続ける写真家・石川真生氏の個展「石川真生 ―私に何ができるか―」が東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。会期は、2023年10月13日(金)〜12月24日(日)まで。

石川氏の作品は、2004年の横浜美術館でのグループ展「ノンセクト・ラディカル 現代の写真Ⅲ」において、沖縄以外の美術館で初めて紹介された。以来、国内外で数多くの展覧会を経て、2021年には沖縄県立博物館・美術館にて回顧展「石川真生」を開催。本展は回顧展で示された成果も踏まえつつ、東京で初めての個展として開催される。
石川氏の写真は、国内外にパブリックコレクションがあり、その活動も広く知られているにもかかわらず、これまで発表された作品の流れを紹介する機会は少なかった。
本展では、初期からの主要な作品を始め、とりわけ2014年から取り組んでいる「大琉球写真絵巻」の新作を中心に総数約170点もの作品を展示する。本展を通して、石川氏の作歴を観ることができるだろう。

〈ヘリ基地建設に揺れるシマ〉より 2002
旧暦3月3日、地域住民に基地を開放。名護市(キャンプ・シュワブ)、2002年4月
〈港町エレジー〉より 1983-1986
〈基地を取り巻く人々〉より 2009
米軍機が「普天間飛行場」に降りていく。宜野湾市上大謝名、2009年7月
〈大琉球写真絵巻〉より 2014
「薩摩よ、来るな!」。祈るカミンチュ(神人)。

<展覧会情報>

「石川真生 ―私に何ができるかー」
会期:2023年10月13日(金)〜12月24日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00〜19:00(入場は18:30 まで)
休館日:月曜日
入場料:一般1,400 [1,200]円/大・高生800 [600]円/中学生以下無料
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
*同時開催「収蔵品展077 ひとの顔」「project N 92 土井沙織」の入場料を含む。
*[ ]内は各種割引料金。
*障害者手帳を保有の方および付添1 名は無料。
*割引の併用および入場料の払い戻し不可。

<プロフィール>

石川真生(いしかわ まお)

1953年、沖縄県大宜味村生まれ。1970年代から写真をはじめ、1974年、WORKSHOP 写真学校 東松照明教室で写真を学ぶ。沖縄を拠点に制作活動を続け、沖縄をめぐる人物を中心に、人々に密着した作品を制作している。2011年、『FENCES, OKINAWA』で、さがみはら写真賞を、2019年には日本写真協会賞作家賞を受賞。国内外で広く写真を発表し、沖縄県立博物館・美術館のほか、東京
都写真美術館、福岡アジア美術館、横浜美術館、ヒューストン美術館(アメリカ)、メトロポリタン美術館(アメリカ)などパブリックコレクションも多数。

 

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