イラスト・マンガのアイデア出しや作画に役立つ連載まとめ

イラストやコミック、映像作品の創作においては、現実に存在する事物をモチーフにすることがよくあります。独創的なデザインや仕組みは、結局自分の中からしか生まれ得ず、そのためには多くのインプットが必要であり、繰り返し手を動かすことによって洗練されていくものです。

ここでは、作画に関するテクニックや作画向け資料に関連する連載をまとめています。

藤ちょこ ー 美しい幻想世界とキャラクターを描く

藤ちょこ

鮮やかな色彩と独自に作り込まれた世界観で人気のイラストレーター・藤ちょこさんが、アジアンファンタジーというテーマで描き下ろされた作品の創作プロセスに沿って、キャラクター造形や描き方を解説した特集です。

美しい幻想世界とキャラクターを描く

 

アニメキャラクターの作画&デザインテクニック

羽山淳一

オリジナルストーリーに沿ってキャラクターデザインを考えていく形式で、キャラクターごとの特徴を最大限に発揮させるための描き分けの方法などを解説します。

『北斗の拳』『ジョジョの奇妙な冒険』『魁!!男塾』『ボトムズファインダー』『ゴールデンカムイ』などの作画やキャラクターデザインで知られるプロアニメーターの羽山淳一さんが、登場人物それぞれの性格や背景、属性を踏まえて、特徴を引き出すように描いていく基本のメソッドをご紹介します。

アニメキャラクターの作画&デザインテクニック

 

香川久×馬越嘉彦 バトルヒロイン作画&デザインテクニック

香川久、馬越嘉彦

アニメーターの香川久さんと馬越嘉彦さんが「戦う女性キャラクター」(バトルヒロイン)を切り口として、キャラクターデザインで留意すべきポイントを中心に解説します。

連載ではオリジナルストーリーをもとに設定や性格、表情やポーズの付け方、モチーフに合わせたコスチュームのディテールから描写のちょっとしたコツにいたるまで、愛されるキャラクターをデザインするためのノウハウを伝えていきます。

香川久×馬越嘉彦 バトルヒロイン作画&デザインテクニック

 

西洋甲冑&武具 作画資料

渡辺信吾、森崎達也

中近世から近代の戦争に用いられた甲冑をはじめ、武器や馬具の構造や名称、装備が用いられた時代背景や、それに伴う装備の変遷までを詳しく解説。ファンタジーイラストレーションに落とし込む際のコツも紹介しています。

西洋甲冑&武具 作画資料

 

作画のための第二次大戦軍服&軍装資料

上田信&daito

第二次世界大戦参加国のうち7カ国の軍服と武装について紹介します。

史実に基づく軍装イラストにて上田 信さんが解説。また、daitoさんによるデフォルメイラストの作例、作画する際の注意点も併せて掲載しています。

作画のための第二次大戦軍服&軍装資料

 

メカニカルデザイン解体新書

やまだたかひろ

いわゆる「ヒーローもの」やSFに関連したテーマの物語においては、しばしば複雑な機構を持った機械やロボットが登場します。変形や合体など、世界観設定やコンセプトに沿ってデザインされ、人間には不可能な動きによって作品世界を表現する登場メカたちの魅力は、いつの時代も人々を惹きつけてやみません。

本連載では、「エルドランシリーズ」や「勇者王ガオガイガー」などのメカニカルデザインを手がけたアニメーター・やまだたかひろ氏がデザインしたロボットや武器、乗り物の設定資料をもとに、デザインの考え方やテクニックを詳細に紹介。

キャラクターのラフやアイデアスケッチ、内部構造図のほか、変形ロボットの仕組みや、アニメーション化や玩具化を前提としたデザインの考え方、描き方の違いなども解説しています。

メカニカルデザイン解体新書

 

キャラクターを彩る 小物の描き方

24

キャラクター表現において、そのキャラクターが身につける装飾品は、キャラクターの性質や個性を表現する重要な要素です。物語の中でキャラクターが活躍する際に、読者や視聴者がそのキャラクターを識別する際のトレードマークであり、それは単なる装飾品の枠を超えた、キャラクターが持つアイデンティティの一部とさえいえるでしょう。

イラストレーター・24氏が手がける「キャラクターを彩る 小物の描き方」では、帽子や眼鏡、ネックレス、腕時計、ベルト、靴、文房具など、キャラクターが身につける「小物」の様々なバリエーションを例示。小物単体だけでなく、キャラクターに着せた着用例も提案しており、小物自体の描き方に加えて、キャラクターのファッションを考えるアイデア出しにも使えます。

キャラクターを彩る 小物の描き方

 

アニメーションのエフェクト作画テクニック

小澤和則

アニメーション作品において、ある事象や現象の「動き」を表現するにあたっては、主体となる登場人物や物体を動かすほかに、動きに伴って環境に変化が起きたことを示す「エフェクト」の描写が必要です。

作品世界で起きた現象を表現するのにきわめて重要な要素でありながら、それ単体では注目されにくい「エフェクト」。アニメーターは現実に起こりうる現象から、物理法則を無視した表現にいたるまで、あらゆるシーンで説得力のある視覚効果を描く必要があります。

本連載では、「弱虫ペダル GLORY LINE」や「楽園追放 -Expelled From Paradise-」などの作品でエフェクト作画監督をつとめたアニメーターの小澤和則さんが、様々なエフェクトの作画技術を伝えています。「炎」「水」「風」「光」「爆発」などのエフェクトについて動感を出すコツを解説しながら、「炎+煙」など、複数のエフェクトを組み合わせて見せる表現方法にも言及しており、アニメ作画の幅を拡げる実践的な内容です。

アニメーションのエフェクト作画テクニック

 

親子デザイン工房

ロマン・トマ 、竜之介、樹

日本のアニメ業界で活躍中のフランス人デザイナー・ロマン・トマさんが、息子である竜之介くん、樹くんが想像力豊かに描いたイラストを、再解釈し”翻訳”した作品集。
大人たちの想像を超えた彼らにしかない感性で見た世界を、ロマンさんがプロフェッショナルのクリエイターとしてより完成したイメージへと”翻訳”するまでの流れを、イラストレーションとコメントの両面から楽しむことができます。

親子デザイン工房

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