イラストレーションにおいて「男性らしさ」を表現するにあたっては、男性ならではの身体的特徴を理解することが重要です。筋肉の付き方や骨格、女性と比べたときの体型の違いなど、様々な点で留意すべきポイントがあります。
「動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編」では、「女性キャラクター編」で扱った「コントラポスト」の考え方と合わせて、男性のポージングを中心とした作画方法を伝えています。
本記事ではPart.2-1「座りポーズ基本編」より、「地面に座る」座り方の描き方について解説します。
地面に座る体を描く
正座、立て膝、外股座りなど、様々な地面に腰を下ろしたポーズがあります。
座る
男性キャラを地面に座らせる場合、両膝を外に向けた“外股座り”が多くなります。内股にすると女々しくなってしまうので、正座や特殊なシチュエーション以外は外股で描きましょう。
One point Advice:不自然にならないように膝のお皿をしっかり意識して
膝にはお皿があるため、後ろにしか曲がりません。そのため、座りポーズにバリエーションをつけるには、股関節を動かす必要があります。この仕組みを意識して、膝の向きを自然に描写しましょう。
正座する
実際のところ、足の筋肉が発達している男性にとって正座は辛いポーズ。足を折り畳むのに適していないことを意識しながら、筋肉の量感を描きましょう。