動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編
第3回

男性キャラのポージングのコツ〜「床に座る」ポーズは、股関節と膝関節の動きで自然に見せる

イラストレーションにおいて「男性らしさ」を表現するにあたっては、男性ならではの身体的特徴を理解することが重要です。筋肉の付き方や骨格、女性と比べたときの体型の違いなど、様々な点で留意すべきポイントがあります。

動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編」では、「女性キャラクター編」で扱った「コントラポスト」の考え方と合わせて、男性のポージングを中心とした作画方法を伝えています。

本記事ではPart.2-1「座りポーズ基本編」より、「地面に座る」座り方の描き方について解説します。

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動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編

地面に座る体を描く

正座、立て膝、外股座りなど、様々な地面に腰を下ろしたポーズがあります。

座る
男性キャラを地面に座らせる場合、両膝を外に向けた“外股座り”が多くなります。内股にすると女々しくなってしまうので、正座や特殊なシチュエーション以外は外股で描きましょう。


One point Advice:不自然にならないように膝のお皿をしっかり意識して
膝にはお皿があるため、後ろにしか曲がりません。そのため、座りポーズにバリエーションをつけるには、股関節を動かす必要があります。この仕組みを意識して、膝の向きを自然に描写しましょう。

正座する
実際のところ、足の筋肉が発達している男性にとって正座は辛いポーズ。足を折り畳むのに適していないことを意識しながら、筋肉の量感を描きましょう。





動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編

著者プロフィール

Kyachi

女子美術大学デザイン学科卒業。在学中よりソーシャルゲームや書籍などでイラストを執筆。pixivにて、自身が作るコンテンツ『動きのあるポーズを描く時にコントラポストでいうのとか重心のこととかいろいろ便利みたいです』が20万人超のブックマーク数を獲得した。

書籍(玄光社):
動きのあるポーズの描き方 女性キャラクター編
動きのあるポーズの描き方 男性キャラクター編
キャラクターの色の塗り方
ドレスの描き方

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