「機動戦士ガンダム I」「機動警察パトレイバー2 the Movie」など10作品のアニメ映画上映イベント「どまんなかアニメ映画祭」開催

2024年5月17日（金）～5月19日（日）ミッドランドスクエアシネマ

上映イベント「どまんなかアニメ映画祭」が、愛知県名古屋市のミッドランドスクエアシネマで開催される。開催期間は、2024年5月17日（金）〜19日（日）まで。

「どまんなかアニメ映画祭」は、1980年代に公開されたアニメ映画の上映を中心に、アニメファンと、アニメ制作関係者との交流の場を作るイベント。上映作品は「機動戦士ガンダム I」、「機動警察パトレイバー2 the Movie」、「機動戦士ガンダムII 哀・戦士編」、「ルパン三世カリオストロの城」、「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」、「幻魔大戦」、「王立宇宙軍オネアミスの翼」4Kリマスター、「AKIRA」、「ヴイナス戦記」、「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」の全10作品。各上映はトークイベント付きでゲストが登壇する。
また、アニメ界の巨匠安彦良和氏が描き下ろした、本イベントのオリジナルポスターが解禁。名古屋の金鯱と名古屋駅界隈、そしてミッドランドスクエアを題材に、名古屋のアニメ好きが集合するイメージで描写された。

服部徹氏コメント
「どまんなかアニメ映画祭」実行委員会　実行委員長中日本興業株式会社代表取締役社長
本映画祭は、1980年代に公開されたアニメ映画を中心に構成し、アニメファンとアニメ制作関係者との交流できる機会を提供できればという思いから開催に至りました。
また、巨匠・安彦良和氏にオリジナルポスターの書き下ろしを快諾いただき、アニメファンの心を掴むはずと、我々関係者一同大変喜んでおります。
名古屋から全国へ、そしてアジア、世界へと展開できればと考えております。

近藤良英氏コメント
「どまんなかアニメ映画祭」総合プロデューサー
1980年、25歳の私は松竹の映画宣伝部から念願の映画製作本部へ異動。当然、実写映画の製作に携わるものだと思っていた私に、本部長は「『機動戦士ガンダム』というアニメ映画を松竹で配給することになった。もっとも若い君が担当してください」と言ったのです。私は、『機動戦士ガンダム』のおかげ（？）で映画宣伝部へ逆戻りすることになりました。
それから7年、私は『機動戦士ガンダム』三部作、『伝説巨神イデオン接触篇／発動篇』、『クラッシャージョウ』さらには『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』まで、主に日本サンライズ作品の宣伝を担当。その間、他社でもいくつもの名作アニメが誕生していきました。一部のアニメではCGが取り入れられるようになっていましたが、主体は手描き。1980年代は、アニメーションの「手描き」技術が究極にまで発展をとげた時代だったと言えるのではないでしょうか。
そんな手描きを主とした1980年代の名作アニメ映画を集め、数十年の時を超えてなおスクリーンからほとばしるクリエイターたちの猛烈なエネルギーを映画館で体感して欲しい。日本の真ん中にある名古屋でアニメ映画祭を開催したい。そうした思いで企画した「どまんなかアニメ映画祭」、ついに開幕です。

「機動警察パトレイバー 2 the Movie」より　©1993 HEADGEAR / BANDAI VISUAL / TOHOKUSHINSHA / Production I.G

＜開催概要＞

「どまんなかアニメ映画祭」

開催期間：2024年5月17日（金）～5月19日（日）
会場：ミッドランドスクエアシネマ（名古屋市中村区名古屋駅前）
住所：名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランドスクエア商業棟5F
TEL：052−527−8808

特別鑑賞料金：2,800円（税込）均一　（1作品／トークイベント付き）
※特別上映のため、各種割引・株主優待券、招待券、各種引券の利用不可
Webサイト：https://domannakaanime.com

＜上映日・上映作品＞

5月17日（金）
『機動戦士ガンダムⅠ』
ゲスト：井上伸一郎氏、植田益朗氏

5月18日（土）
『機動警察パトレイバー2 the Movie』
ゲスト：出渕裕氏、伊藤和典氏

『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』
ゲスト：板野一郎氏

『ルパン三世カリオストロの城』
ゲスト：友永和秀氏

『超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか』
ゲスト：河森正治氏、板野一郎氏

『幻魔大戦』
ゲスト：丸山正雄氏

5月19日（日）
『王立宇宙軍オネアミスの翼』4K リマスター
ゲスト：山賀博之氏、渡辺繁氏

『AKIRA』
ゲスト：明田川進氏

『ヴイナス戦記』
ゲスト：安彦良和氏、佐野浩敏氏

『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』
ゲスト：安彦良和氏

＜プロフィール＞

安彦良和（やすひこよしかず）
TVアニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイン、アニメーションディレクターとして注目を集める。その後「クラッシャージョウ」「巨神ゴーグ」「アリオン」などのアニメ作品でキャラクターデザイン、作画監督、監督を務める。1989年公開の劇場アニメ「ヴイナス戦記」を最後にアニメ業界から身を引き、マンガ家として活躍。
2015年には自身がマンガ原作者であるアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」にて25年ぶりにアニメ業界に復帰し、総監督を務めた。その後、2022年に『機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島』が公開、監督を務めた。先日、発表された「井上靖記念文化賞」(=旭川ゆかりの作家・井上靖の業績と遺志を記念して、優れた文化活動を通じて継続的に地域や社会への貢献を行っている方を表彰)で、特別賞を受賞。