博報堂プロダクツ、フォトクリエイティブ事業本部Webサイトがリニューアル

photocreative.jp/

Webサイトトップ画面では、所属フォトグラファー22名の作品が流れる

対面で写真を見せる機会が減った今、Webサイトの重要性が更に増している。9月初旬、博報堂プロダクツ フォトクリエイティブ事業本部がWebサイトをリニューアル。コンセプトを同事業本部に聞いた。

「以前はADに向けた Webサイトを意識していましたが、今回は閲覧者ターゲットを広げています。タレント事務所など、業種を超えた方達がフォトグラファーを探す時代だからこそ、クリエイターの個性が見える作りを意識しました」(児島孝宏)。

その言葉通り、トップページに並ぶのはフォトグラファーの作品群。気になる作品をクリックすれば、個人ページに飛ぶ構成になっている。そこで見られるプロフィールやステートメントなど、全てに英訳を併記し、海外からのアクセスも狙っている。

同様にレタッチャーの仕事や作品も閲覧でき、フォトプロデューサーのプロフィールも掲載。個性を前面に出しながら、組織としてのつながりを持たせる、“事業本部全体のポートフォリオ”として機能させた。制作担当は博報堂アイ・スタジオ佐野勝彦氏。Web制作のプロの視点を入れて制作を進めた。

「我々の作品が、様々なクリエイターのビジュアル制作発想のきっかけになればと思っています。重要なのは、作品を継続的に発表すること。社内外のフォトグラファーの刺激になれば、さらに嬉しいです」(高橋秀行)。


個人サイトでは仕事実績以外にも、作品やそのステートメントを閲覧できる。


コマーシャル・フォト 2021年1月号

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