格好良い、美しい、面白い物撮影の世界をビジュアルとプロセスで紹介する連載。ライティングテクニックや見せ方のアイデアなど、ビジュアル提案を行なうためのテクニックを凸版印刷TICビジュアルクリエイティブ部 チーフフォトグラファーの南雲暁彦氏が解説します。
本記事では、モチーフとしてカメラのカタログを想定した撮影をご紹介します。
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第1回目のモチーフとして、カメラのカタログを想定した撮影を行なった。使用した被写体はハッセルブラッド1000Fという、もはやクラシックカメラの領域に入るものだが、その美しさは今になって輝きを増して見える。この時代のカメラ達は本当に様々なデザインの物がありディテールも非常に面白い物が多いが、撮影にもそういった多様性を喚起させるべく、あえてこのようなカメラを被写体に選んだ。