相原正明写真展「Earthrait ~光彩の大陸・オーストラリア~」「4人のカメラEyes展(合同展)」

写真家・相原正明氏の写真展「Earthrait ~光彩の大陸・オーストラリア~」が5月31日よりLUMIX GINZA TOKYOにて開催される。また同じく5月31日より合同展となる「4人のカメラEyes展」も写真弘社 ギャラリー・アートグラフにて開催される。どちらの写真展とも入場無料。


「Earthrait ~光彩の大陸・オーストラリア~」 2019年5月31日(金)~6月26日(水)
LUMIX GINZA TOKYO

(C)相原正明

写真展「Earthrait ~光彩の大陸・オーストラリア~」は相原正明氏がオーストラリアを撮り始めてから30周年を記念し、最も愛した場所を選び撮影した。ほとんどの作品の画像処理をせず、被写体の鮮度をダイレクトに表現。自身の納得する光と影、そして色づかいに時間をかけて、大地と対話するように撮影した。またカラー写真だけではなくモノクロ写真にも力を入れたという。今回、会場では同名の写真集を先行発売をする。また、トークイベントも開催する予定だ。

(C)相原正明

 

<写真展リリースより>
1988年 オートバイでオーストラリア大陸を一周した。そこで待っていたのは自分の想像をはるかに超越した世界だった。アウトバックと呼ばれる荒野で、一人でキャンプをしたとき出会ったのは、たんなる絶景ではなく、40億年の生命体・地球が笑ったり、泣いたり、怒ったり、微笑んだりした地球のポートレイトだった。

それ以来この世界最古の大陸を通じて地球のポートレイトEarthrait(Earth+Portraitの相原造語)を撮ることが自分の人生の目標だと感じた。それ以来30年間オーストラリア全土を4WDで、トレッキングで、あるいはヘリコプターでくまなく撮影した。

大陸を覆う真っ赤な大地と奇岩群 成層圏のように碧い空 雪のように白い砂漠やビーチ 濃密な熱帯雨林や原始林 そんな光と色の世界は写真家にとり、世界最高の宝石箱だった。ひとりでキャンプを張り、光と色を見つめ、太陽と心をシンクロさせ、月と語り合い、星に思いを寄せて、気がついたらこの大陸を30年撮影していた。

そして20代で、会社を辞め日本を飛び出した若者も気がついたら還暦。その人生の節目に、改めて大地と向き合い撮影したのが今回の写真展。撮影はミラーレスカメラを初めて世に送り出したパナソニック社LUMIXカメラシステム。最新デジタル技術を使った撮影。過去に撮れなかった、光、色、時間そして瞬間を捉えることが出来た。

そして今回はLUMIXミラーレス10周年と相原正明オーストラリア撮影30周年、そしてオーストラリア大陸4億年のコラボ作品です。撮影地はこの30年で最も愛した場所を選び撮影した。いわば僕のオーストラリアのDearestな場所。

そしてほとんどの作品が画像処理をせずに撮って出しで、被写体の鮮度をダイレクトに皆様にお伝えする。自分の納得する光と影、そして色を、時間をかけて、大地と対話して撮らせていただいた。今回はカラーだけではなくモノクロームも力を入れて作品とした。つまり30年の集大成でもあり、新たなる30年への幕開けでもある、相原正明最新作Earthraitご覧いただければ、皆様の心の中に元気な地球の姿が残ると信じます。

<相原正明プロフィール>


1958年東京生まれ。学生時代より北海道。東北のローカル線、動物、ドキュメンタリーを撮る。1988年、8年間の広告代理店勤務に終止符をうち、オートバイでオーストラリア一周撮影ツーリングに向かう。それ以来、かの地の虜になる。オーストラリアを旅した距離は40万キロ以上。
また2005年にはタスマニア州にあるオーストラリア最大の写真ギャラリーThe Wilderness Galleryで日本人初の大型個展を開催。以来2007年、2010年と3回の個展を同ギャラリーで開催。その作品が認められ、現在はFriend of Tasmania(タスマニア州観光親善大使)も務める。
個展は日本国内のみならず、ドイツ・ケルンフォトキナ、アメリカ、韓国と多数。「ちいさないのち」(小学館刊)をはじめ著書多数。現在は風景作品のみならず、上方落語を中心とした日本の伝統芸能も撮影。

<写真展情報>
相原正明写真展「Earthrait ~光彩の大陸・オーストラリア~」
会場:LUMIX GINZA TOKYO
https://lumix-ginza.jp/
東京都中央区銀座5丁目1-8 銀座MSビル 1階
会期:2019年5月31日(金)~6月26日(水)
開館時間:11:00~19:00(最終日のみ15:00まで)
入場料:無料
協力(順不同):
タスマニア州政府観光局、西オーストラリア州政府観光局、クィーンズランド州政府観光局、カンタス航空

トークイベント
2019年6月1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)を予定
決まり次第LUMIX GINZA TOKYOのWEBページまたは相原正明公式ブログにて詳細を掲載

 


 

「4人のカメラEyes展」 2019年5月31日(金)~6月6日(木) 写真弘社 ギャラリー・アートグラフ

(C)相原正明

「4人のカメラEyes展」は相原正明氏、織作峰子氏、菅原一剛氏、長倉洋海氏の4人の写真家による合同展。銀塩バライタ紙にプリントしたモノクロ作品を展示する。相原氏は物のフォルムに宿るSpiritがコンセプトという「Katachi」というシリーズにて参加する。

<写真展情報>
東京写真月間 写真の日特別展 4人のカメラ eyes(合同展)
会場:写真弘社 ギャラリー・アートグラフ
http://www.shashinkosha.co.jp/gallery.php
東京都中央区銀座 2-9-14 銀座ビル 1F
会期:2019年5月31日(金)~6月6日(木)
開館時間:10:00~18:00(土・日・最終日は17:00まで)
入場料:無料
出展者:
相原正明、織作峰子、菅原一剛、長倉洋海

 


 

<相原正明氏の本>

夜鉄

 

「光と影の処方箋」

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