2023年5月13日(土)〜6月4日(日)金柑画廊
金柑画廊は、吉川徹個展「Salience | 突起」を開催する。会期は、2023年5月13日(土)〜6月4日(日)まで。
吉川徹氏は、米国ポートランドで絵画を学び、帰国後、デザイナーとしてTOMATO/Underworldとのプロジェクトに参画、現在クリエイティブ・ディレクター業務の傍ら作家活動を再開している。本展では、わかりやすさが重要視されがちな近年の傾向に対する、彼の持つ疑問への一つの回答として制作された作品群「Salience | 突起」が展示される。
吉川の身近にある素材から制作されたこの作品群は、見過ごして当然と思われるものにも彼(人)が介入することで、それが少しシフトし(この少しのシフトは小さくも大きい)、自身の作品へと変容していきます。この少しのシフトは吉川が感じた突起(セイリアンス)であり、それが見る側にとっても突起となり、理解から感覚への移行の促しとなっていきます。わかりやすさと自己表現は、どこまでも並走して、同等にはなり得ないのだろうと思います。日々の躓きは美しい。この機会にご高覧ください。
※セイリアンス:突起物。精神医学で突然現れる未経験の新しい刺激のことを指す。
(金柑画廊/太田京子)
<個展情報>
吉川徹個展「Salience | 突起」
会期:2023年5月13日(土)〜6月4日(日)
時間:12:00〜19:00
休館日:月、火、水
会場:金柑画廊
住所:〒153-0063 東京都目黒区目黒4-26-7
Tel:03-5722-9061
※除菌スプレーを入り口に設置し、定期的な空気の入れ替えなど実施。
※イベントなどの情報はWEB、SNSなどで随時告知されます。
<プロフィール>
吉川徹(Toru Yoshikawa)
1964年川崎市生まれ。
P.N.C.A.絵画科卒(BFA)米国ポートランド。
創作活動を続けるうちに、アーティストとしての自我の解放に疑問を持ち始め(作家談)、帰国後にデザイナーとして活動を開始。
英国のクリエイティブ集団TOMATO/Underworldのワークショップ、アートプロジェクト、ライブイベント等に参画。
以後、国内外クリエイティブのコーディネイト、リボンアートワークを制作するRIBBONESIAのディレクター業務などに携わり、パンデミックを機に個人の作家活動を再開する。