スマートフォンやタブレットで気軽にイラストを描くのに適したアプリは、OSを問わず様々なものが出ています。基本無料で利用できる「アイビスペイント」もその中の一つ。アイビスペイントは作画工程を動画として記録し、シェアする機能が特徴となる「ソーシャルお絵かきアプリ」ですが、使えるブラシや素材、フィルタやトーンなどの種類が多く、コミックの作画に役立つコマ割りツールや定規ツール、メッシュ変形など本格的な機能を備えている点が高い評価を得ています。
「アイビスペイント公式ガイドブック」では、キャンパスの準備やレイヤーの概念から、各種ツール、フィルターの応用テクニックまで、デジタルお絵かきの基礎的な知識を網羅。初めてデジタルイラストに取り組む際、機能の使いこなしに役立つ情報がまとまっています。
本記事では、PART4「定規をマスターする」より、マンガの効果線として使われる頻度の高い「集中線定規」を紹介します。
集中線定規
集中線は基本的なマンガ表現のひとつであり、迫力のある場面を描く際には欠かせません。人物が衝撃を受けている場面、アクションのある場面など、読者に特に注目してほしい場所で使えます。
1. 集中線定規を開く
定規ツールをタップして定規ウィンドウを開き、集中線定規をタップします。
2. 定規の位置と大きさを決める
集中線を描きたい場所に集中線定規を合わせます。
・移動つまみ
このボタンをドラッグすることで、定規本体の位置変更します。
3. 線を引く
画面上をスワイプし、集中線を描きます。場面の雰囲気に合わせて集中線の密度を決め、線を引く量を調整してください。イラストの白い部分は黒色で、黒い部分は白色で集中線を描くと迫力のある線が引けます。
4. 完成
集中線定規を使って、集中線を引きました。集中線によって視線が誘導され、女の子が目立つイラストになりました。
