夜の闇に浮かびあがる、異世界感がSNS映えする巨大工場写真。今また人気が高まっています。工場写真の魅力は、圧倒的なスケール感、そして一般の建築物にはない複雑な造りが生み出す構造美。特にさまざまな光で明るく照らし出された夜景は、昼とはまた別の美しさがあります。書籍「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」では、日本各地の工場を取材している写真家・小林哲朗氏がフォトジェニックな工場スポットをピックアップ、それぞれの見どころや、そこでどんな写真が撮れるかを詳しく紹介します。また工場撮影の準備や心得、撮影のコツ、さらには撮った写真を美しく仕上げるための画像編集術も解説した一冊となっています。
本記事では「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」から、全国各地の巨大工場撮影スポットをピックアップして紹介していきます。第7回は三重県・四日市市です。
【安全のために注意したいこと】
立ち入り禁止区域にはぜったいに入らない!
【東ソー四日市事業所 ほか】
中京工業地帯の代表的な工業都市
三重県北部に位置する四日市市。臨海部の四日市港に四日市コンビナートが立地する工業都市です。豊田市、名古屋市とともに中京工業地帯を構成する日本有数の臨海工業都市で、近年は電子機器などハイテク産業の集積も進んでいます。
撮影スポット①
Googleマップ(撮影スポット①と③共通)
広大なコンビナート地帯が広がる四日市市は撮影スポットもとても多いです。特に人気なのは四日市ポートビルにある展望室「うみテラス14」で、高い位置から延々と続くコンビナートが撮影できます。土日祝以外は夜間開館していない日もあるのでHPで事前にチェックしましょう。その他は川辺など開けたスポットから巨大工場を狙えるスポットも多数あります。
撮影スポット②
撮影スポット③
One Point Advice 「うみテラス14」で撮る際ガラスの反射があるので暗幕などを使う
展望室はガラス張りなので写り込みに注意。暗幕や忍者レフでガラス面を覆い、反射を防ぎます。施設が暗幕の貸し出しをしてくれていますが、限りがあるので自分で用意した方が良いでしょう。冬場は上着などでも代用できます。
撮影スポット④
撮影スポット⑤
Googleマップ(撮影スポット⑤と⑥共通)
撮影スポット⑥