夜の闇に浮かびあがる、異世界感がSNS映えする巨大工場写真。今また人気が高まっています。工場写真の魅力は、圧倒的なスケール感、そして一般の建築物にはない複雑な造りが生み出す構造美。特にさまざまな光で明るく照らし出された夜景は、昼とはまた別の美しさがあります。書籍「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」では、日本各地の工場を取材している写真家・小林哲朗氏がフォトジェニックな工場スポットをピックアップ、それぞれの見どころや、そこでどんな写真が撮れるかを詳しく紹介します。また工場撮影の準備や心得、撮影のコツ、さらには撮った写真を美しく仕上げるための画像編集術も解説した一冊となっています。
本記事では「行って眺めて撮る! 巨大工場探訪ガイド」から、全国各地の巨大工場撮影スポットをピックアップして紹介していきます。第8回は兵庫県・神戸市です。
【安全のために注意したいこと】
立ち入り禁止区域にはぜったいに入らない!
【J‐オイルミルズ神戸工場】
阪神工業地帯に属する港湾都市で近畿地方随一のモダンな街
山、海が近く、夜景が有名なほか、旧居留地、北野異人館、中華街など異国情緒あふれる街並みも魅力の神戸市。日本を代表するウォーターフロントがあり、六甲山や里山など自然も豊かで農村部と都市部の両方の魅力が楽しめる街です。
撮影スポット①
Googleマップ(撮影スポットすべて共通)
神戸市の南東の端に位置する深江にある工場。撮影スポットと工場が非常に近い場所です。現代アートを思わせる独特な形のプラントや、緻密な配管など見どころは多め。照明の種類がさまざまで色の種類が多くカラフルめな工場夜景写真が撮れます。
撮影スポット②
撮影スポット③
One Point Advice 金網の隙間からコンデジで撮影。敷地内に入らないこと!
工場の敷地との仕切りがフェンスの場合、コンデジやスマホのようなレンズが小さいカメラだと網目から撮影できることがあります。網が画角に入ってしまう場合は後でトリミングをします。金網の向こうは工場の敷地なので、触れないように撮影しましょう。